2ntブログ

微温い春。


彼と言う人は。

良くも悪くも「これじゃないと駄目」っていう拘りの少なめな人。


食事にしても好き嫌いが無くて。

何食か続けて同じ物を食べても大丈夫な、割と何でもいい派であり。

逆に何でも平気な故に、何を食べに行くか決まらない感じ。


ようやく決まって行ったお店でのメニュー選びも。

私は偏食で食べられるメニューが限られてるから、いつも少ない選択肢からの即決派。

でも彼は私とは違ってほぼどれも食べられるから「これにしよう、いややっぱりこっちもいいね」と迷いに迷う人。


だから良く言えば、私に合わせる柔軟性に富んでる人で。

まぁ。

悪く言えば優柔不断だ。



こういう人だから、大抵の事の主導権は私になる。

いや、反対意見は無いから嬉しい時もあるよ。

彼が全く知らないジャンルの場所にいきなり連れて行っても、それなりに一緒に楽しんでくれるから有り難いし。

私もいちおう配慮はするけど、ほんとに無理って言うのはほぼ無いから。

そういうとこの柔軟性は凄い。

私には無理だから普通に尊敬する。



でも私はドM。

基本的に相手に合わせるのが楽だし、妙に中身が乙女だから。

あれこれ相手に決めて欲しい派なんだ。



しかし、悲しいかな現実は。

デートプランのプレゼンはだいたい私。

食事を何にするか決めるのもおおむね私。

電車の乗り換え確認も、出口から目的地までのルート確認するのも基本私。


私、彼にはお姫様待遇されたいとこもあるから。

そんな事が続くと、本当にストレスが溜まる時もある。


で、ある時私が決めるのを放棄して

「うん、何でもいいよ」

「あなたはどっちがいい?」

っていう彼の口癖を、おうむ返しに言い続けたら。

珍しく彼がキレ気味に不満を言ってきたので、やっぱりプランを提案するのは私の役目に戻ってしまった。



まぁくどくど書いて、何が言いたいのかというと。

この彼の性格が、えっちにも反映されるって事なんだよね。

はい、ベッドでも私に主導権があるってこと。


うーん、これはね。

正直めんどくさい。


まぁ彼がベッドでマグロになって色々されるのが好きなのは。

まだ許容範囲。

この辺りは脳内で「これはご奉仕だよん」と思い込めばいい。

彼が忘れてなきゃ、私にもリターンがあるし。


でもさ。

どの辺りで挿入するかまで私が決めるのは。

どうかなぁ。



これって彼以外の人では、ほぼあり得ない事だったんだよね。


正直、相手から「入れていい?」って聞かれるか、勝手に挿入されるかで。

私から「そろそろ入れてみる?」「もういいんじゃない?」なんて、一度も聞いた事が無い 笑。



だからこれについては、いつまで経っても違和感がある。


だって相手が今どういう状態か。

常に気にしてなきゃいけないじゃない。


前ほどじゃないけど、今もマン○で射精出来るのは毎回じゃないから。

何処が彼の気持ち良さのピークか、見て確認してなきゃいけないでしょ。


あのー。

それでさ。


目を開けてると、自分の気持ちいいって事に集中出来なくない?

私だけ?


多分私は相手が興奮してるってとこでは、さほど盛り上がらないんだよね。

視覚からではあんまり感じない。

それより相手の動作や呼吸や言葉から、自分に対する愛情が伝わるかどうかのほうが。

より重要。



だからえっち中は触感や聴覚のほうを重視で、それを集中して楽しむ為にあんまり目は開けてないんだわ。


でもさ、主導権が私にあると彼の表情やチン○に神経を集中させてなきゃいけないじゃない?


あんまり弄り過ぎたらチン○が鈍くなっちゃって、そのあと中で射精出来ないしさ。

でも弄らなさ過ぎたら「そろそろ入れよ?」って誘っても、なかなか体勢を入れ替えてくれない 笑。



うん、これ何回かやられたんだよねぇ。

最初は何でだか解らなくてさ、ちょっと悩んだんだよね。

「うん」て返事してもなかなか動かない時は、どうやらもっと前戯をやれってことらしい。



何て色々考えてると、ちゅーしてても彼の様子を見る為に目が開いたりしてるんだよね。

いや滅茶苦茶近いけど、顔が見える事は見えるんだよ。

ま、そんな事やってりゃ集中は出来ないよね 笑。



彼は自分で入れるタイミングを決めるのは難しいからって、いつも言うのよね。

「何で?」って聞くと「ずっと舐めてて欲しいからだよ」って言うんだわ。


だから自分で入れるタイミングを決めると、舐め過ぎとか弄り過ぎってとこまでいっちゃうんだって。

そこまでやられると触感が鈍くなってて、口より締まらないマン○では全然イケないって話らしい。


だからって私が決めると、彼に丁度良い時かどうかは解らないしねぇ。

散々あれこれ悩んだ時は、私も集中出来て無いからやっぱりイケないし。



不幸な事に、二人ともMだから。

ほんと難しい事は沢山ある。


私がされたい事は、基本的に彼もされたい事なんだし。

私が私が、って言っててもうまくはいかない。

でも私は主導権取って、流れを作ってえっちするのは下手だし。

ほんとならやりたくない。


何故かそういうとこだけやけに保守的で、こういう時は男にリードされたいって思っちゃう。

そこら辺を「乙女だねぇ」と言われたりするんだけども。



んでさ。

私達、お付き合いのスタートから正常位ってあんまり無いの。

いつも私が乗る騎乗位から始めて、ごくごくたまに正常位に移行する感じで。

大概は騎乗位のまま終わる。

騎乗位で彼もイケたらラッキー、駄目ならお口で、って感じ。


これは初えっちの時から全く変わってなくて。

ほんと失敗したと思ってるとこ。


最初から彼にリードさせるべきだったよね。

元々持ってた、彼の責められたい癖を助長してしまった気がしてならない。

いや癖は癖で悪くないんだけども。

自主性とか、私が男子にやって欲しかったスタイルが育たなかった感じ。



むーん。

これは年下の特権かも知れないね。

私長女、あちらは末弟だから、元々の下地もあるし。




年下男を甘やかしたら。

やっぱり弊害もあるんだよね。





でもさ。

彼には時々「智花って俺にだけ厳しくない?ほんとはドSでしょー」って言われるんだよ。




そうなれたら本当に。

お互い幸せなんだけどね。







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2020/06/07 (Sun) 00:46 |  | 編集 | 返信

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