いやーちょっと前にガチモードで

「私もたまには縛られたい」

「私のして欲しい事もやってよ」と言ったのね。


んで、そんな話全く忘れてた数日前に言われた。

「智花は縛られたいんだよね？」

「でも俺、縛り方がよく解らないんだよねー」

「で、縄はどこで買えばいいの？」

「何メートルぐらい必要かな？」


いやいやいや、そこまで私に聞くか？


だいたい縛られる方が、こうしてああしてって教えてさ。

準備段階の縄だかロープだかの購入場所まで、レクチャーするなんて。

またどっちがSだか解らなくなって、興醒めもいいとこじゃないのーーーーー。




何ていうかさ。

そういうのってプレゼンするものじゃなくてさぁ。

全部S側にお膳立てしといて貰うのが普通だと思うんだけど。


私が教える立場じゃ、またMモードに切り替えるのが大変だし。

だいたい貴方10年前に一度、私を縛った事があるじゃないか、と。

それ忘れたんかい？と。


と愚痴愚痴言いたい気持ちを、グッとこらえて。



「何か資料をあたれば？YouTubeとか」と冗談で言ったら。

「え？YouTubeってそんな動画もあるんだ？」

ってマジ受けされてしまった。


いや、私もそんな動画がYouTubeにあるかなんて知らんわ 笑。



んもー私に聞く前に、普通にSM系のエロ動画見りゃいいじゃない。

だいたいどれも縛るとこからやってるわい。



って、書いてから思ったけど。

あの人あんまりSM系のAV見た事ないんじゃないか？と。


これはかなりあり得る。

えっち中に女子に泣かれたり嫌がられたりするのが、何より嫌いな人だから。

オナ○ーのおかず選びの際に「涙ながらに服従しなきゃいけないSMの動画」は見る訳がない。



うーん。

こっちはベタベタにAV的にやってくれていいのに、と思ってるんだけども。

その基本的な流れさえ知らないとなると。

やっぱり手取り足取り教えなきゃいけないのかしらん？


えーやだーーーーーー。



何で自分が縛られる縄を、自分でメーター買いしなきゃいけないの？

何で亀甲縛りを自分の身体で教えながら、実践して貰わなきゃならないの？



まぁ百歩譲って、自分で全部用意して主にお願いするプレイとしてなら有りかも知れんけども。


それって何かさ。

望んでるものと違う。



そもそも私は亀甲縛りなんて上手く出来ない。

自分で縛る時は、手間の割に全然気持ち良く締まらない亀甲縛りはやらなかった。

もっとキリキリ縛れる形っていうのかな。

焼豚とかを縛る感じって言えば解る？笑。


これって子供の頃からの話で。

自己調達が難しいから、家に必ずあって証拠隠滅がしやすいビニール紐を使っていた。

結び目は全く緩まないし、非力でも力一杯やるのが楽だしね。

事後は鋏で切り刻めば簡単に捨てられて、非常に便利な物だった。


何て考えてたら、ビニール紐にたどり着くまで色々試してたのを思い出した。


確か小学校低学年のデビューの頃は、針金と細ーい麻紐だった。

針金はぎゅうぎゅうに締めるのが難しく、麻紐は結び直しがきかない。

まぁ麻紐はともかく、使用後の長い針金は証拠隠滅に困った記憶がある。


それ以外は綿ロープっていう手芸とかに使う紐もあったが。

短いし、すぐに裁縫箱から無くなったのがバレちゃうし。


でも麻紐はすぐ擦り傷が沢山出来て、不審がられたら困るしさ。

マ○汁も吸収しちゃう麻紐から、ビニール紐へ移行したんだった。


昔住んでた家は、危ないからってトイレや部屋に鍵が無かったし。

いつ親に踏み込まれても平気なように、かなり気を使っていた。


服は脱がない、下着も履いたまま。

衿もとから見えるとこは縛らない、服の上から解らないように結び目は小さく、とかね。



ああ懐かしい。

馬鹿な子供なりに、バレないように一生懸命に考えたんだった。





違った、思い出に浸る場面じゃなかったわ。



こういう気持ちが大事な事って。

良くも悪くも若干機微に疎くて、自分の目で見た物に素直な人に伝えるのは難しい。


SMってお互いの呼吸とか、相手の要望をさりげなく汲むってのがとても大事で。

臨機応変に対応をしていかないと盛り上がらない。

慣れ過ぎも駄目で、極端に走るのも辛い。


だからこそ誰でもいい訳じゃないんだよなぁ。




主を持つのはもう来世でいいと諦めたけども。

彼がSとして何処まで出来るかは、未知数ではある。


まぁドM気質な彼には荷が重過ぎるかも知れないけど。

10年に一回ぐらいやってくれてもいいんじゃないかなぁ 笑。