殉教者。
普通に生きてると。
なかなか他人から痛い目にあわされることは少ない。
いや、これって会社とかでパワハラで苦痛を受けたよ云々て意味じゃなくて。
ほんとに身体に痛い事って意味よ。
私痛いのは苦手な駄目M女だけど。
ちょっとだけの痛みの我慢なら、楽しく出来るから。
歯医者とか病院は結構好き。
と言っても、病院も歯医者も必要無い時は全く行かない場所だから。
しばらく人に痛い目にあわされるのを忘れてた。
最近それを思い出したのは。
鍼に通うようになったからなんだよね。
鍼は普通のなら針も細くて、ほとんど痛くない。
それはチクンてする程でもなく、蚊に刺されたぐらいの感じしかしない程度。
でも私の場合はそれとはちょっと違って、すんごく痛いとこに通常より太めの針を何本も打たれるから。
あぶら汗をかきながら、必死に痛さに耐える事になる。
しかも打ってくれるのは男の先生。
ま、先生が好みかどうかは兎も角として。
最高のシチュエーションよねぇ。
せっかく滅多にない他人からの痛みだ、有り難く有効利用したいじゃないの 笑。
という訳で、その苦痛の 1時間を何とか楽しんでるのよね。
まぁそうでもしないと、その時間が辛いからってのがほんとの所だけど。
だから実際に乳首に針を刺されたりしてるM女さんは凄いなぁと思うわ。
私はもう。
見た目から駄目だ。
針が自分に刺さってるのが見えたら、痛さ倍増だし。
例え針じゃなくても、何らかの痛みを快楽に変えられる脳が無い。
そんな思考回路を持ってないんだわ。
パドルとか素手で叩かれるぐらいまでなら我慢出来るけど。
多分鞭クラスは無理。
私皮膚が薄いらしいから、すぐ皮膚が切れて血が出るし。
途中で何でこんな事を我慢してるんだろ?とか、素に戻って考えちゃいそうだし。
なにか強力な幻覚剤になるものが必要な気がする。
そんな時は脳内麻薬を作り出すのだろうか。
或いは痛みに耐える自分に酔って、耐性をつけていくのか。
まぁどんな理由だろうが、それを成し遂げさせるのが主なのだろうね。
誰かが喜ぶなら、自分の身体からどばどば血が出ても楽しいの?
縛られて脱臼しても痛くないの?
最終的には主に解体されても幸せなまま死ねるのかな?
どうやったらそこまで被虐的な思考回路が出来るのか。
どんな覚悟なら、他人に何をされても心の平穏と喜びを保てるのか。
主を持たない野良のM女には。
その辺が全く解らないんだよねぇ。
完全に理解の外。
私もいちおうM女に生まれて来たのに。
適性が無さ過ぎて。
ちょっと悲しい。