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メロウ。



とっくの昔に知っていたが、それでも気づきたくなかった事。




退院前後に6キロ体重を落としたのに。

完全にリバウンドした。






もう耐えられない。


段を形成する下腹。

首が短くなる二重顎。

ふるふる波打つ二の腕。



でもでもでも。

そのどれもが彼のお気に入りで。

どこもいつも必ず触ってくる箇所で。


自分でも彼が喜んでるならいいやと、見ない振りをして来た。




でも現実から目を逸らすのは、自分にも嘘をつき続ける事でもあって。

この二か月で2キロ太った段階で、流石にその事実に耐えられなくなった。



体重が増えれば持病の悪化もあり得る。

今現在体調は変わりないが、将来にわたっての保証はどこにもない。



だけどさ。

私、もうちょっとは生きてたいのだ。



だから。

先日彼にダイエットをする事を報告。

彼は「え?何で?」と言っていた。


なので経緯を説明した。

「ちょっと太って来てるのは気づいてたでしょ?」と。


返事は非常に呑気な「いやー全く気づかなかった」であった。




あー言わなきゃ良かったな、と思ったのは内緒の話 笑。



「何キロ太ったの?」と聞かれたので正直に「6キロ」と答えた。


「え?そんなに?」

の後に続いた言葉が

「いつの間に?」だったのがまた脱力ポイントで。




ほんとにこの人は『気づかなさ過ぎる人』なんだなぁと。

心から思った 笑。


しばらくしてから「あ、そういえば二の腕が柔らかくなったなぁとは思った」と。

でも「むしろ、掴みやすいし気持ち良いから気にしなかった」らしい。




デブ専の言う事は、本当に酷い 笑。




私がいくら聞いても、彼は私に求める体重は答えない。

だから現在値より多いのか少ないのが好みなのかすら、解らない。



やんわり言うのは100キロクラスの人を見た時に「あそこまで行くと大き過ぎる」とか。


「ガリじゃなきゃいい」程度。


けっこう顔も体型も彼好みだった推定70キロ以上ありそうな女の子が激痩せしてて。

「すごく残念」「前の方が好き」とも言っていた。



でも私には体型の事は言って来ない。


ただ「お腹がポヨンで嫌だわ」と言うと「それが可愛いんじゃないかー」と言うし。

以前は「今が可愛いんだからあんまり痩せないでくれ」とも言っていたし

「お尻は絶対小さくなっちゃ駄目」は力説していた。





ほんとに大雑把過ぎて、彼のストライクゾーンはどの辺りなのか見当がつかない。



いや、元々物凄く許容範囲の広い人ではあるんだろうなぁと思うんだけど。







んでさ。

前からずっと思ってたんだけども。


彼は強烈な現状肯定派なんではないかと。


思ったりする。


私の事は一度たりとも「昔の方が良かった」とは言わない。


いつも「いつだって可愛いよ」か「今日も可愛いね」と言う。


その言葉に関してはほんとに一貫してて、一度も過去形は無い。



体重だって彼と付き合いだしてから相当上下しているし。

経年劣化で、容姿の変化も激しいと思う。

皺だっていつのまにか出来たんだよ。



でもいつもいつも『今の私』を褒めてくれるのだ。






いや惚気てる訳じゃなくて。

こういう人と一緒にいると、自分の現状も全肯定しちゃうかもって話なのだ。


ついだらけて汚いババアになっても平気ーとか、更に太ってもOK、化粧しなくてもいいやーとかさ。


何だか見た目の維持を怠るような気がしてねぇ。




自己肯定感の少ない私にとってはとても有り難い人だけど。

心配なのが慢心にもなりやすいのではないかってとこなのよね。



何たって私、意志は弱いからねぇ。





ま、結局は彼の意志に反しても、健康のためにちょっと痩せたいし。

趣味の為にも、もう少し筋力もつけたいって事なんだけど。



そう思えるようになったのって。

ちょっと前に比べて少しだけ気分が前向きになったんだよね。










結局さ。

幸か不幸か、ブス専でありデブ専でもある彼氏を持った事を。

きっと感謝しなきゃいけないんだよね。


贅肉も皺も可愛いって言う変わった人だからさ 笑。

















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