PEACH TEA。
長く長く。
休んだなぁ。
もうこのままフェイドアウトして書かなくていいか、とも思ったが。
やっぱりたまには何かを。
書いてみたくなる時もある。
なので。
まるで何事も無かったように。
しれっと書いていこうと思う。
で。
また通院するかも知れない病院がラインナップに加わった。
今度はこのブログの「アナ○、スカ系」に恥じない病院。
その名も肛門科。
ま、正確には内科も兼ねている病院なのだが。
私が必要としたのは肛門科の方である。
話せば長くなる話なのだが。
ある日突然、大量出血したのである。
もちろんアナ○から。
女子だから、別方向からの出血は見慣れているのだが。
明らかに生理の血とは違った。
しかも出血量が桁違い。
私、普段からお腹が緩いので。
排便後のブツの状態を確認する為に、必ず目視してから流す習慣が身についている。
その時もいつも通り振り返って、便器を見た。
見た瞬間には驚きのあまり声も出なかった。
便器全体が真っ赤な血で覆われていて。
一瞬「こんなに出血しててあたし大丈夫?!」と思った。
いやどこも痛く無いし、全然大丈夫なんだけども。
それでも自問自答した。
「やっぱりあたしどっか怪我してる?」と。
最初に確認したのはマン○。
いや女子だから真っ先に生理かを確認するでしょ。
まぁ、血の種類が生理の血と違うのは解ってたんだけどもさ。
で、前の穴が違ったら残りは後ろの穴しかない。
それをはっきり確認しても、まだ信じられなかった。
だってどこも痛くないんだもの。
アナ○えっちの経験上、アナ○が切れたらちょっとはしみるし痛いんだけども。
でも今回は全く痛くない。
って事は、括約筋より奥の方で出血したんだなと解るが。
次に心配なのがこの血が「大腸癌」による物なのか、ただの「痔」なのかが解らないこと。
しょうがないので速攻で病院を調べ、診察を受ける事に。
でもこの後どのぐらい出血するか解らないので、生理用ナプキンを大幅に後ろにずらして装着し。
一目散に病院に向かった。
一時の病院嫌いはどこへやら、である。
えーっとね。
肛門科ってのは不思議な場所であった。
先生に「よろしくお願いします」って言うのも。
先生に背を向けて、診察台で寝っ転がりながらなのね 笑。
普通の病院のように最初に問診とかあるのかと思ってたら、いきなり診察なのであった。
先生にアナ○を見られながら挨拶をし、状況説明をする。
もうどんな辱めなんだよ。
肛門ばかりを診ているらしい先生は。
テンション高めの非常に明るい人であった。
「ああー初めてなら沢山出血してすごくびっくりしたでしょー」
「これは多分違うと思うけど一番心配なのは大腸癌だよね」
「ついでに診ておくねー」
「え?」と思ってるうちに何かが入って来た。
すると看護師さんが「力を抜いて下さいねー」と言う。
いったいどうすりゃアナ○から力が抜けるのか、悩んでたら。
先生が笑いながら「初めてじゃ力の抜き方は解らないよねー」と言う。
看護師さんが「じゃあ何て言えばいいんですかねぇ?」と私に聞く。
さっぱり解らないけど「深呼吸とかやればいいですか?」と聞き返す私。
診察台に乗ってなきゃほのぼのした優しい空間なのだが。
私はアナ○に何かを入れられながら、普通に受け答えをしてて。
まぁどこも痛くないし、当たり前だけど先生も慣れてる人だから。
アナ○に若干の違和感を感じる程度だし。
でも考えたら、甚だシュールな光景だ 笑。
そして。
出血した場所が見つかったらしく、一応癌の心配はいらない、らしい。
ただ今後は大腸癌検診は欠かさずやってね、って話。
んで。
人生で初耳な話を聞いた。
便秘な人より、下痢な人の方が出血しやすいんだって。
この病院に来る人も、大多数がお腹が緩い人なんだって。
だからまた出血させない為には、下痢をしないように生活をコントロールする事が大事、と。
まぁそれが簡単に出来ればねぇ、って話なんだけどね。
そして座薬を入れられて、逆流防止の為にガーゼをアナ○に貼り付けられ。
「また出血したら来てねー」
「出なきゃ来なくて大丈夫だからー」
「はい」
と返事をしたら、もう先生は居なかった。
結局私は。
先生の顔を一度も見ていない。
あれだけハイテンションな先生ってなかなか居ないから。
ちょっとお顔を見てみたかった。
というのが、人生初の肛門科の感想。
んで、人間生きてると。
いろんなことを経験するんだなぁと。
つくづく思うよね。
まさか311並の事がまた起きるなんて思いもしなかったしさ。
誰かに会うのも、何処かへ出かけるのも。
美味しい物を食べ歩くのも好きな音楽を聞きに行くのも、春の花を見るのも。
全部が全部、自粛自粛。
あの地震の時なら、みんなで寄り添って辛い思いを分かち合えたけど。
今回はそれもしちゃ駄目って。
とてもストレスが溜まる。
何よりも。
いつになったら大丈夫なのか。
全く見通しがつかないのが、不安になる大きな要因。
それでも私はまだ平和な生活を送れてる人間の方で。
以前よりはずっと気持ちも安定して来たから。
多分きっと。
大丈夫。
だから。
自分の愛する大切な人達が。
不安無く過ごせる事を。
心から願う。