完敗。
後になって、何であの最中にそんな台詞を言ったのか問うた事がある。
「何で死んじゃ駄目だよって言ってたの?」
「もう死んじゃうって言ってたから」
「全然記憶に無いんだけど…」
「気持ち良くて死んじゃう的な事を何回か言ってたよw」
えーーー?
嘘ばっかり。
そんなAV的な、ある意味古典的過ぎる事を言わないであろう。
でも何度確認しても「言ってたよ」と言われる。
その余裕のある雰囲気は、どうも嘘っぽくは無い感じ。
で、よくよく考える。
確かにえっち中に呼吸が出来なくて、死ぬーと思う事はよくあって。
自分でも息を吸ってるのか吐いてるのかが解らなくて、脳が酸欠だと思う瞬間は多々ある。
そんな時に、私は何かを言っているのではあるまいか。
でも確実に脳でコントロール出来てない時の言葉で。
ある意味寝言とかと同じ。
場合によっては、とても不味い事を言うのでは?という不安が湧く。
まあ、まだ人生で相手の名前を間違えたとかは無いので。
大失敗は無いけども。
今後も無いとは言えないからなぁ。
ちょっと不安。
どうせ無意識に言うなら、色気のある事を言いたいけども。
いくら脳内シュミレーションしても無駄だと思うし。
そんな計算づくの台詞は白々しいとも思う。
でも記憶が無いってレベルでえっちが出来るって。
すごく幸せかも知れないけど、ちょっと怖い。
自分が自分で制御出来ないって、すごく怖い事だと思う。
あと意識が飛んだ私に対して、彼の方はしっかり聞いてる余裕があったのが。
何かに負けた気がして、ちょっと悔しい。