蓮始開。
大嫌いな夏が来てしまった。
人生の残りを数えれば、あと何十回しか来ない夏だけど。
それを踏まえて考えても。
私は夏が嫌いだ。
んで、ちょっと前の話を。
ある日ものすごくお腹が下った。
その日は彼も一緒で。
色々気を遣って貰ったが、全く良くならず。
おかしいなーと思っていた。
普段からお腹ゆるゆるな私だが。
普段の下痢は余りお腹が痛くない。
そりゃ出す直前は多少痛いが。
さほど困るレベルでは痛くない。
だから彼からびっくりされるけど「あ、下りそう」と思ってから、一時間とかは我慢出来る。
アナ○のすぐ手前までウン○が来てるぞーと解っても。
穴を緩めさえしなきゃ相当に我慢がきくのが普段の下痢。
んで私、トイレの清潔度にやたら拘る派で。
明らかに汚いであろう駅のトイレとか。
洋式なのに便座を拭く消毒液の無いとことか。
男女兼用のトイレに入るのが、死ぬ程嫌い。
よって割に綺麗な筈のデパートとか映画館のトイレしか普段は使わない。
そういうとこが無ければ全く行かないで済ますので、けっこう怒られる。
彼が3回行く所を、私は1度も行かないで結局家に帰るって事もやりがち。
まああんまりトイレに行かないと、すぐ尿道炎になるってのが彼の頭には常にあるんだと思うけど。
割と頻繁に「トイレは大丈夫?」と聞かれる。
オシ○コですらその様な私。
そんな私が、お腹がキリキリ痛くて我慢出来ず。
さほど綺麗じゃない近場のトイレに、仕方なく駆け込む事数回。
手持ちの除菌シートで一生懸命便器を拭きましたが。
どうにも独特のアンモニア臭と嫌悪感は消えず。
呼吸を減らしながら、尚且つお尻がべったりつかないように、腰を浮かし気味にしながら座っておりました。
こんなトイレに居なきゃいけないなんて「やっぱり何か変だよね?」と半ば怒りながら座ってたら。
翌日から更に下痢が酷くなった。
1時間トイレを我慢する事が出来ないレベル。
もう外には不安で行けない。
ってかこの下り方だと本人の意志関係無く、いきなり漏らすかも知れないし。
いい歳してそんな屈辱を味わいたくは無い。
でも拭き拭きし続けるアナ○の皮膚にも限界が来る訳で。
行きました、胃腸科に。
人生でほぼ行った事の無い胃腸科。
もちろん最も近い病院を選び。
何とか漏らさずに診察を受けられましたが。
結果はウイルス性では無く、細菌性の下痢らしく。
「何か鮮度の怪しい物を食べましたか?」と聞かれました。
が、この数日はアナ○舐めさえしておらず。
「いやー思い当たる事がないですぅ」と自信を持って答えられたのでしたが。
細菌性なら、下痢止めは逆に駄目でひたすら出すしか無いです、と悲しい宣告をされ。
乳酸菌の整腸剤を貰っただけ。
先生、それはうちにもありますがな。
そして、自覚症状無くて病院で計って驚いたのだけど、微熱もあったのね。
まあそれも微熱なので対処無し。
菌を出しきれば治るので、あと数日で良くなりますと言われたけども。
いやいや私のアナ○はもう限界だって言ってるだろーが!と言いたいのを我慢し。
急いで我が家のトイレに戻りました。
うん、やっぱり自分ちのトイレはいいね。
何回掃除してるか解ってるし、異臭もしないし。
んで、確かに先生の自信有りげな宣言通り、数日で治りましたが。
けっこう辛かった。
うん、牡蠣で当たった時ぐらいには辛かったよね。
けろりと治った後で思うのは。
繰り返さないようにする為、いったい何処でこの菌を貰ったかを追求する、だったりする。
ほんとに彼と怪しいえっちはしてないし(←ってか会ってもいない
お刺身的ななまものも食べてない。
うーんうーんと考えた結果。
これは病院で貰ったのではないか?って結論に。
実はお腹が痛くなり始める前々日に、小児科の病院に行ってたのだった。
大の大人が毎月小児科通いなのだが。
この小児科病院に併設してるアレルギー科に、私は通ってるのだな。
こちらの病院、昨今の小児科不足を反映して大変に繁盛している。
当然待合室にはお熱やらはしかやら何やらかんやらで、具合の悪い子供しかいない。
そして子供というのは熱があっても、知らない子がいる場所では大変ハイになる生き物らしく。
たいていキャーキャー走り回って、勢い余って激突して来る子がいる。
まあ歩き始めで上手に歩けない子もいるし、しょうがないんだけど。
多分ここが病原菌の巣である事は多分間違いないであろう。
解った所でこの病院に行かない訳にはいかないので。
出来るだけ何にも触らずに、最短時間で逃亡するしかないのだな。
細菌性って事は。
ウン○を食べて当たるとこんな感じなんだなぁって。
しみじみ思ったのでした。
そりゃあこんなに辛いんじゃ食べちゃ駄目だよねw